栄養・食生活と健康について

私たちが健やかで心豊かに活力ある生活を過ごし、健康寿命の延伸を実現するためには、従来の疾病対策の中心であった検診による早期発見又は治療にとどまることなく、 健康を増進し、疾病の発病を予防する「一次予防」に重点をおいた毎日の生活習慣が大切です。

「一次予防」の重要性

日本人の平均寿命は、戦後、国民の生活環境が改善し、医学が進歩したことに よって、急速に延伸したため、いまや世界有数の長寿国となっています。
しかし、人口の急速な高齢化とともに、生活習慣病及びこれに起因して認知症、 寝たきり等の要介護状態等になる者の増加等は深刻な社会問題となっています。
このような人口の高齢化及び疾病構造の変化を勘案すれば、21世紀の日本を、 すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするためには、 従来の疾病予防の中心であった「二次予防」(健康診査等による早期発見・早期 治療)や「三次予防」(疾病が発症した後、必要な治療を受け、機能の維持・ 回復を図ること)にとどまることなく、「一次予防」(生活習慣を改善して健康を 増進し、生活習慣病等を予防すること)に重点を置いた対策を強力に推進して、 壮年期死亡の減少及び健康で自立して暮らすことできる期間(以下「健康寿命」 という。)の延伸等を図っていくことが極めて重要といえます。